8/5-6 さなるSSS交流合宿(U10)
5・6日、4年生は待ちに待ったさなる遠征です。
静岡県浜松市のさなるSSSと長岡京SSとの間で長い間受け継がれている交流です。
浜松市の雄踏亀崎総合公園グラウンドを会場に総勢32チームで争われる、雄踏サッカースポーツ少年団さん主催の「第27回4年生少年サッカー雄踏大会」に参加します。
今回の遠征がいつもの合宿・遠征と決定的に違うのは旅館やホテルに泊まるのではなく、さなるSSSの選手宅にお世話になる民泊だというところです。
(´-`).。oO「食べるのが遅い、整理整頓が出来ない、挨拶の声が小さい…(不安)
いやいや、そんなこたーない。子供たちよ、しっかり頼むぞー!!!」(コーチ・保護者一同心の声)
朝5時半に集合し、バスでの移動です。
浜松市に着いた頃には雨が降り始めていました。みんなの目線が雨乞いを特技とする夜コーチに集まります。
ややテンションが下がり気味の中、会場に到着です。
到着すると間も無く雨も止み、既に始まっている試合の熱気にみんなのテンションも再上昇です。
さなるSSSさんの計らいで既にテントの設営から、ドリンクの用意までして頂いており、すぐに試合の準備に入れました。
さあ、ここからはGとWに分かれます。
目指すはワンツーフィニッシュ!
初日
GはAコーチから。
帯同して頂いているKコーチは何度もこの遠征に参加しています。 が、現在プロで活躍している家長選手、宇佐美選手らの時代もこの大会での優勝を逃しているので、優勝への思いは人一倍です。
■遠征の合間のひとコマ(その①)
車中で、家長選手や宇佐美選手達の小学生時代の⚽ビデオを観賞(イ・エ・ナ・ガ、オレ! ウ・サ・ミ、オレ! テンション⤴⤴)
予選リーグ、3戦とも勝ちはしたものの内容が全く良くありません。
Kコーチ、何とも難しい顔です。
夜コーチ、眉間にシワが寄っています。
Aコーチ、相変わらず北京ダックです。
決勝トーナメントへの進出は決めましたが、2日目に不安の残る初日となりました。
Wは歌うKコーチから。
予選の3試合に挑みます。
早朝からの長距離移動の影響もあってか、選手個人、チーム両方の調子が全く上がらず、思わず厳しい言葉を連発してしまうような試合展開に。。おかげで引きかけた風邪もどこかに飛んでいきました。
内容は悪いながらも運にも助けられ、なんとか予選の3戦にすべて勝利し1位抜けすることができました。
交流チームのさなるSSSさん、SSGチームもそろって予選1位通過で翌日の決勝トーナメントに臨みます。
■遠征の合間のひとコマ(その②)
大会主催者さまからかき氷🍧が振る舞われます。
猛暑の中、試合を終えてのかき氷は格別です😆
■遠征の合間のひとコマ(その③)
2日目
団長の声かけのもと、全員で浜名湖湖畔に散歩です。
そこで昨晩の話をみんなに聞きます。 どうやら、子供たちみんな民泊を大いに楽しんだようです。
今回の遠征の目的の1つは民泊を通して様々な事を体験し、学ぶ、そして友達を作る事です。
まずは目的ひとつ達成やね。
さて、次の目標はG・Wのワンツーフィニッシュです。
Gに対しては、結果はもちろんゲーム内容の改善を求めます。
この日のGは前日とは別チームのようになりました。
個人でしていたサッカーがチームでするサッカーに変わりました。 連動した動きで、数的有利になる場面を作り、相手を翻弄します。
このサッカーをしていれば心配は要りません。
Kコーチ、満足げな表情です。
夜コーチ、晴ればれとしています。
Aコーチ、二日酔いです。
2回戦も勝ち上がり、いよいよ決勝です。
さあ、Wの結果や如何に?
再び歌うKコーチ。
決勝トーナメントの1回戦はさなるSSSさんとの対戦です。
直近の浜松市の大きな大会で優秀な成績を収められていて、予選の試合を見させて頂きましたが、チームの調子もとてもよさそうで全く油断のできないチームです。
恒例の朝の散歩の後、SSWはアップを始めます。
負荷を徐々に上げていきますが、1日目とは違ってかなり調子がよさそうです。 やや緊張感が漂う中、昨夜民泊させてもらい仲良くなった選手との対戦は笑顔で始まりました。
1日目とは全く別のチームのような鋭い出足で、押し気味に試合を進めます。
結果も伴いチームは得点を重ね、前半を4-0で折り返します。
後半に入り、さなるSSSさんも明らかにパフォーマンスを上げてきました。
押され気味になり、全体が引きすぎたところで目の覚めるようなミドルシュートを決められます。そこからSSWも、もう一度気持ちを入れなおして最後まで集中して戦い、そのままスコアは動かず試合終了。
2回戦にコマを進めることができました。
その勢いのまま、決勝まで進み、反対側の山を勝ち上がってきたSSGとの決戦になりました。
決勝
アンセムが高らかに流される中、本部から審判団に続くかたちで両チームの入場です。
試合を終えて閉会式を待つ他チームの選手たちが、コートサイドから見守ります。
良い緊張感の中での決勝戦です。
両チームとも集中しています。中盤でのプレスがとても効いています。
Gが押し気味に進める中、試合が動きます。カウンターからWが先制します。
Wのベンチは大興奮です。
特に声の通るHコーチの雄叫びは会場中に響き渡りました。
Wの選手たちは自信が顔にみなぎります。 そうなると動きもさらに良くなります。
さあ、Gの選手は焦ります。攻勢に出ますが、フィニッシュに焦りが出ます。 早く点を取らなきゃという事だけにとらわれています。
そこは百戦錬磨のKコーチ、選手たちに「焦ってシュートを打ちすぎ。いつものサッカーをすれば、その延長線上に点がある」という事を諭します。
このあと、落ち着きを取り戻したGが逆転勝ちをして勝利を収めましたが、G・Wみんなが死力を尽くして戦ったことは、試合後の最高の笑顔と、溢れ出る悔し涙をみると分かります。
ワンツーフィニッシュ達成!!
主催して頂きました雄踏サッカースポーツ少年団の皆さま、大会運営スタッフの皆さま、対戦して頂いたチームの皆さまありがとうございました!
ここで浜松にゆかりのあるAsaコーチの日記を。
2017.8.5-6 浜松に来て。
浜松は、私にとっては先祖代々暮らしてきた土地。じいさん・ばあさんの家。つまり、父の実家のあったところ。
子供の頃は、盆・暮れ・正月と毎年訪れ、親から離れて、バケーションを過ごした思い出の土地。試合会場付近の舘山寺周辺や、宿泊したホテル近くの浜松駅周辺は、何度も足を運んだ見慣れた景色。大会トーナメント表にあるチーム名に、多分読めるのは僕だけだろうな~という、何となくのHOME感。
そんな浜松に、子供達を引率していくことになろうとは。長岡京SSにお世話になったのも何かの縁、そう感じざるを得ない2日間でした。そして何より、夜の懇親会で「明日は、さなるのスタッフシャツを用意しましょうか(笑)!?」と言って頂いたほど、現地で受けた歓待ともども、第二の故郷での縁と善に感動しきりでした。
選手のみんな。「人の縁と土地の縁」はこれからも、君たちの人生にちょっとした変化をもたらしてくれるでしょう。
そんな、「縁作り」の為に、君たちを送り出してくれた、両親に感謝しなければなりませんよ。
さなるSSSの関係者の皆様、本当にありがとうございました。この交流が何十年も続いている理由が分かりました。
2年後には子供達を京都でお持ちしています。今後とも引き続き、長岡京SSをよろしくお願い致します。
しかし、だいぶ子供達も大きくなってるやろし、拙宅の部屋に入りきれるかな。。。京都は慎ましやかな、狭い家がお洒落やねん!…お茶室を見れば、解かるやろ! あの狭さにみんな、憧れてんねん!! と今からセリフを考えておきつつ。。。(笑)
(まとめ)
今回の遠征は子どもたちにとって、今までにない大きな経験となりました。 静岡の初めて顔を合わせる人の家に泊まりに行く。不安、緊張もあったと思いますが、各家庭の方に温かく迎えて頂き、子どもたちは一生忘れることの無い楽しい思い出をつくれたようです。
友達もたくさん出来ました。 ただ、これは始まりにすぎません。 さなるSSSさんとは6年生まで交流が続きます。
人との出会いは人生に豊かな味付けをしてくれます。 これから先の長い人生を味わい深いものにしてくれる、そんな出会いであった事を願ってやみません。
さなるSSSの皆さま、子どもたちが大変お世話になりました! また、子どもたちの受け入れに際し、たくさんの方のご協力を頂き、ご尽力頂きました事、ここを借りて改めまして厚く御礼申し上げます。
次は私たちの番です。
長岡京に来られるのを心より楽しみにしております。
はよ、京都におこしやす!