5/3-7 2泊3日の神鍋合宿、そして練習(U10)
4年生のGWはサッカー三昧となりました。
3〜5日、全員で「第23回神鍋ジュニアサッカースプリングカーニバル」に参加しました。
4年生になって初めての遠征です。グリーンとレッドの2チームで挑みます。
(グリーン)
グリーンはやっぱり忘れ物が多いAコーチから。
予選リーグの初戦、グリーンは強豪のDREAMさんと対戦となりました。テクニックがあり、スピードがあり、シュートの意識も高い本当にいいチームです。
目指すは優勝です。負けられない気持ちを選手達が共有し、集中して試合に入ります。
中盤でのプレスが効いて、お互い攻守の入れ替わりが激しい手に汗握る試合です。
前半のロスタイムにクリアミスから失点します。
しかし、決してゲーム内容では負けていません。後半の盛り返しに期待です。
後半は前半にも増して運動量、プレスが目立ちます。
いい時のゲーム展開です。
ゴール前に展開したボールがこぼれ、相手選手の足元にはいったところを3人で囲み、ボールを奪うとゴール前で待つ大会公式選手プロフィール「一瞬の閃きをみせるファンタジスタ。変化をもたらします」に渡ります。
待望の同点ゴール!
俄然チームは盛り上がります。
その後もゴールに迫る奮闘をみせましたが、後半15分を終了します。
初戦からエンジン全開の試合に選手も保護者も興奮状態です。
長いようで短い2泊3日の神鍋遠征が開幕しました。
初日の残り2試合は勝利を収め、予選リーグ1位通過で2日目を迎えます。
今大会のトーナメントは予選1.2位チームを集めた山と3.4位を集めた山で構成し、勝ち上がりが決勝戦でぶつかるイレギュラーなスタイルです。
2日目、1回戦を勝ち上がり、2回戦へ。
ここで再度、DREAMさんと当たります。これがこのトーナメントの妙味(?)というか特長です。
予選リーグで同じだったチームと早々に当たる可能性があるのです。
いずれにしろ、グリーンは2日目2戦目にして天王山を迎える事となりました。
選手達も大事な一戦となる事を理解しているのでしょう。緊張がひしひしと伝わってきます。
間も無く始まる公式戦でも、こういった緊張感の中で試合をする事があるでしょう。
いい経験です。
試合開始のホイッスルが天然芝のグラウンドに響きます。
昨日に負けず劣らずよくプレスが効いています。
左サイドの展開からゴール前にボールが流れ、選手プロフィール「玄人好みのセンスの塊。SSのバランサーです」がゴールネットに突き刺します!
先制点にチームは勢いを増します。
選手プロフィール「右サイドの職人。スピードスターです」がドリブルで仕掛けます。
たまらず相手がファールで止めます。
ペナルティーエリアぎりぎりのところから直接FKです。
選手プロフィール「異次元のフィジカル。SSの盾です」がボールをセットします。
放たれたボールは壁を越え、ゴール左上を襲います。
ゴールかと思われましたが、相手選手が頭で懸命のディフェンスです。
ハイレベルなゲーム展開は見事です。見るものを魅了します。
前半を1-0で折り返します。
相当の運動量にみんな息が乱れ、汗が滴り落ちます。
後半、相手は点を取りに攻勢をかけてきます。
中盤での踏ん張りで一進一退の時間です。
厳しいプレスをかいくぐって相手選手がドリブルで仕掛けてきます。
「絶対に負けたくない」
気持ちが伝わるチャージに笛が鳴ります。
相手にPKが与えられます。
1-1の同点です。
ここから気落ちする事なく、決定的なシーンを何度か作りますが、中々ゴールマウスを割れません。
後半終了の合図はPK戦突入の合図でもあります。
後攻となった長岡京SS、ゴールに立つのは選手プロフィール「あふれ出るキャプテンシー。SSを牽引します」
威風堂々とした佇まいはチームに安心感を与えてくれます。
選手はセンターサークルで肩を組んで気持ちを一つにします。
1人目は両チームとも成功です。
2人目、先攻の相手チームのボールに素早く反応し、ボールを弾きます。
が、相手選手の執念か、弾かれたボールはゴールの中に転がります。
PKの後攻は常に追いかける心理的プレッシャーを受け、不利だと言われています。実際、PK戦は60%が先攻の勝ちというデータがあります。
大変なプレッシャーの中、SS2人目です。
相手GKの素晴らしいセービングにゴールを阻まれます。
キッカーは肩を落とします
たまたま止められましたが、彼が試合中走り回り、どれだけチームを助けたかみんな知っています。
「PKを外すことを出来るのは、PKを蹴る勇気のある者だけだ」(ロベルト・バッジョ)
諦めずに相手選手3人目のキックを見守ります。
ボールがネットを揺らした瞬間、選手達は泣き崩れます。
ベンチで応援する選手の目にも涙が浮かびます。
こんなにも感極まったのは久しぶりです。Aコーチも悔しさで胸が一杯です。
グリーンの優勝へのチャレンジはここで幕を閉じる事になりました。
今回、優勝トロフィーを持ち帰る事は出来ませんでしたが、大きな宿題を持ち帰る事が出来ました。
いずれ再び相まみえる日の為にも、さらなるレベルアップを目指しましょうね。
(レッド)
レッズは手倉森リオ五輪代表監督似のAsaコーチから。
合宿での、大きなテーマの一つは、相手のいない場所にボールを運ぶでした。
例えば、右サイド(Side)で攻めていれば、相手も右サイドに集まってきます。この時に相手の人数がたくさんいる所を、更に前にボールを運んで突破を目指すのではなく、後ろのフリーな選手に一旦ボール(Ball)を預けて、反対サイドまでつないで攻撃しゴール(Goal)を狙う。
合宿中、何度も、逆サイドに展開する場面が見られました。強引に突破するのではなく、相手にボールを与えないこと、ポゼッション(Possession)の意識も持つ。これに限らず、課題に対する意識を持ったプレーが随所に見られ、レッズメンバーは大きく成長したと思います。今後、この延長線上に乗り、組織のサッカー(Soccer)へ更にジャンプアップしていきます。
あっ、でも大丈夫。試合の合間に繰り広げられる、必死のケードロ。ドロ達は皆んな自然と敵のいない場所を見つけて逃げていき、ケー側になれば、声を掛け合い危ない場所に人を配置し、危険な場所を埋めていく。
要は攻守とも結局これです。これにボールが加わるだけ。むつかしーこたぁ、ない!。
P.S.
合宿中に宿題として出そうと思ってましたが、すっかり忘れてました。
グリーンズ・レッズとも、以下の英単語を、10回ずつ合宿ノートに書き取りをしましょう。
せっかっく、英語の国発祥のスポーツをしているので、一緒に英語も覚えちゃいましょう。
Side(右・左など、ある方向の側)
・・・ちなみに、Time is on my sideと書くと、時は我にあり(=チャンス)!となります。
Ball(ボール)
Goal(目標・ゴール)
Possession(保持・所有)
・・・Possess(保持する・所有する)という動詞の名詞形です。
Soccer(サッカー)
・・・サッカーをサッカーと言うのは、主にアメリカです。母国イギリスや他の英語圏では、Foot ball(フットボール)です。
何故かって?。アメリカでは、「フットボールと言えば、アメリカンフットボールに決まってるじゃないか!」となります。
大部分を手でやってると思うんですが。。。
Foot ball(フットボール=サッカーの事)
・・・Foot(足)でやるから、Foot ballです。分かりやすい!。
海外出張の多いAsaコーチならではの英語講座でした。
(まとめ)
遠征、合宿をするという事は寝食を共にするという事です。
普段、伺い知る事の無い仲間の一面を見たり、一生忘れる事のない貴重な経験をしたりします。
鉄板で焼いて食べた焼き肉、みんなで入るお風呂、輪になって1日を振り返るミーティング、色々な思いを書き記すサッカーノート、ブヨに噛まれて腫れた傷跡。
夜のミーティングでのAsaコーチからの話、覚えてますか?
「自分の口から出た言葉は、将来全て自分に返ってくる」
「例えば味方がミスをした時に咎めるのか、ドンマイと声をかけかけるのか。自分がかけた言葉が将来、自分に返ってくるんだよ」
それを受けてKコーチからもこんな話を頂きました。
教え子の宇佐美選手が当時、大事な試合で味方の選手のミスでリードを奪われた時にかけた言葉。
「泣いてる時間があったら取り返すぞ!」
(宇佐美選手:2016年初蹴りの風景より)
声かけにも色々ある。
「ドンマイ」と声を掛けるのももちろんいいし、場合によっては宇佐美選手のように味方を励ます、鼓舞する声かけもある。
色んな事を学んで、深みのある人になって欲しいです。
■遠征の合間のひとコマ
(大会会場から宿舎まで走って🏃帰ります。もちろんKコーチも)
(解散式後、アイス🍦で乾杯し、それぞれ選手の健闘を讃えあいます。)
遠征お疲れ様でした。
最後になりましたが、「第23回ジュニアサッカースプリングカーニバル」の主催者始め、関係者の皆さんありがとうございました!そして、対戦して頂いたチームの皆さん、3日間お世話になった奥神鍋荘さんありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。
■遠征の合間のひとコマ(父編)
遠征では、運転手兼応援で同行してる父達が選手のユニを洗濯します💪
洗濯機の使い方がわからない😖
選手のユニやプラシャツ、ストッキングを洗っているお母さんの大変さが身にしみる瞬間。
6日と7日、練習です。
GWはサッカー漬けでしたね。
でも、みんな飽きる事なくずっと楽しそうです。
やっぱり、サッカーって面白いやろ!