U9:丹波合宿(12/9.10)
3年生は、丹波での合宿を行いました。
合宿初日(9日)は、前夜の雪の影響でグランドは凍結しています。
サッカーは、寒い、暑い、雨、雪、風、、、関係なく出来るスポーツで、外的要因で試合内容は変わりますが、試合に挑む気持ちは、いつも同じである事を鍛錬するには、今回は滅多にないチャンスです。
最悪の環境と捉える一般的なネガティブな思想でなく、どんな事でもポジティブに捉えられる「心」も一流を目指して成長してもらいます。
さて、初日の大会は4チームのリーグ戦後、トーナメントで順位を決める8チーム大会です。
まずは、緑チーム。
今回は、「ボールが転がらない」環境だからこそ、攻守ともに普段の試合でも有益な事項を要求しました。
意識すれば即座にできる事を言い続けたので、試合を増す毎に良くなり、決勝トーナメントへ進みました。
準決勝、決勝、ともに、過去の対戦で完敗した相手に「今回の利点」を生かして、勝つ事ができました。
続いて、赤チーム。
1試合目は、足元を取られながらも相手ゴールに迫り、シュートを放ちますが得点できず、0対0 のドロー。
しかし、2試合目、3試合目は、全体的に動きが悪く先制点を取られると、その後も失点を重ね、どちらも完封負けで下位トーナメントに進みました
予選後のミーティングでは、「グランドが・・・」、「凍えて足先が・・・」など、グランド環境が悪いために負けたとの言い訳が始まりました(相手も同じなのに、、、)
「言い訳」だけで終わるから、次がないのです。
本当にそれが原因だと思うなら、次の試合に繋がる様に、どんな改善をするか?
下位トーナメント準決勝は、言い訳に対する、改善策「勝ちたい気持ちが強ければ、寒さは感じない?」で、午前中とは動きが変わり、選手達は果敢にゴールに迫り勝利。
下位トーナメント決勝は、同じ様に気持ちの入った試合でしたが、1点の差で敗戦。
寒さは和らぎ、足元も悪くない、気持ちも入っていた、、、では、次の「言い訳」は何ですか?
次に繋がる様に、自分が何をするか、「言い訳対策」を前向きに考えてみましょう。
合宿2日目は、みんなで決めたグランド集合時間に選手は誰1人いません。
「たった15分遅れ」と思っているので、たった1点差で負けてしまうのです。
「**だから、できない」と思っているので、負けた時に原因をすりかえるのです。
「遅れを取り戻そう」と思ってないので、逆転できないのです。
「決めた事はやろう」と思ってないので、点差(能力差)が開いていくのです。
そんな事が無いように、朝一番、気持ちを切り替えて、2日目の試合に挑みます。
今回は、5団体が、1st、2ndに分かれて、それぞれのリーグ戦で順位を決める形式です。
まずは、緑チーム。
昨日同様の要求を「ボールが転がる環境」で生かし、チームとして試合に挑みました。
2日目も、過去の対戦で完敗した相手に勝利する事はできましたが、、勘違いしない様に。
試合展開が相手コート中心で進むのは、相手のミスを誘導しているだけで、個人が「巧く」なったわけではないですよ。
「チーム」を重視し、パスが繋がるのは個人のパス技術が巧くなっているだけで、チーム力が高くなったわけではないですよ。
本当の強さとは?巧さとは?個人とは?チームとは?
一般的な思考のままでは、一般的なチーム、一般的な選手で終結です。
「大きく、速く、賢く、巧い」選手、チームに勝つためには、、、
頂点を目指せる思考を持って、次のステップに繋げていきましょう。
続いて、赤チーム。
昨日、最後の試合に負けた要因を選手達にしっかりと考えてもらい、試合に挑みました。
初戦から、攻撃、守備ともに躍動し3連勝。
最後の試合相手に、引き分け以上で優勝がきまります。
引き分けでも良いと思っている選手達と、勝てば優勝と思っている対戦相手。
戦う前から気持ちに差がでてしまい、防戦一方の展開となります。
そして、遂に1失点すると、、、そのまま4失点。最後1点は返したものの、時すでに遅し。
「気持ちの持ち方」で試合内容、結果に大きな変化が起こる事を改めて感じた試合となりました。
合宿では、サッカー以外の事もたくさん学んでもらいます。
朝集合は、いつもの様に自分達だけで会話をして始まります。
内容は、これから変わっていくのか???
試合は2つに分かれても、最後はみんなで1つ(笑顔)になります。
みんなで夕食。
たくさん食べて。
大きくなろう。
皆でお泊り。
夜のミーティングを思い出して、
皆で「コミュニケーション」をはかり、
皆の「夢」を語り、
皆に「感謝」をする。
たくさん寝て、大きくなろう。
合宿終わりも、みんな一緒に、
大会に参加頂きました皆様、施設の皆様、ありがとうございました。
今後とも宜しく御願い致します。